楽天ソーラーを選ぶ前に、これだけはチェックしよう

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楽天ソーラーは、当初の「格安太陽光発電」から、現在は「無料一括見積もりサービス」に変更となっています。詳しくはコチラ

(2015年4月10日更新)

楽天ソーラーは、なぜ一般の太陽光発電より安いのか?

(2012年7月31日)

(2014年5月12日更新)

楽天ソーラーの最大の特徴は、導入コストが平均的な価格の38%OFF(楽天公表値)と非常に安く設置できることです。楽天ソーラーが、なぜ一般的な太陽光発電システムよりも約38%も安く設置できるのか、その主な理由は次の点です。

 

中間業者を介さない

商社や小売など中間流通業者を通さず、楽天がメーカーと施工業者を仲介する仕組みです。しかも、メーカーと製品、業者を限定しています。それによって、価格の引き下げが可能となっています。

 

太陽電池メーカーは、販売開始当初(2012年7月17日)は「シャープ」のみでしたが、現在(2014年)では「インリーソーラー」と「東芝」の太陽電池を加えています。

 

施工は「日本エコシステム」に限定。販売を「楽天ソーラー」 がネットで手掛けます。

 

「楽天」と「日本エコシステム(伊藤忠グループ)」が資本業務提携することを、2013年1月23日、「楽天」と「伊藤忠商事」が合意しました(詳しくはこちら)。

 

発電システムをパッケージ化して8種類に限定

通常、各家庭の屋根に応じてオーダーメイドとなる発電システムを「パッケージ化」しています。こちらは少し詳しく見ておきましょう。

 

「パッケージ化」 とは?

楽天ソーラーの「パッケージ化」には2つの意味があるようです。

 

「標準パッケージ」

一つは、システム一式、設置工事、アフターサービスを含めた「パッケージ」つまり「標準仕様」という意味です。

 

現在は、当初からあったシャープ製太陽電池を使用する「標準パッケージ」は、「バリュー・パッケージ」と名前を変えています。この「パッケージ」には、太陽光パネル・パワーコンディショナー・架台・基本部材といったシステム一式、電力モニター、標準設置工事、アフターサービスなどが含まれます。

 

このほか、インリーソーラーの太陽電池を使用し、コストを抑え、電力モニターなどを省いた「スリム・パッケージ」、また高性能の東芝の太陽電池を使用し、「HEMS」などをセットにした「プレミアム・パッケージ」といった、3種類のパッケージが用意されています。

 

「システムのパッケージ化」

もう一つは、「システムのパッケージ化」です。これが費用を安くする上でポイントとなります。3種類のパッケージ(スリム・バリュー・プレミアム)ごとに、使用する太陽電池は、すべて同一メーカー・同一製品、さらに設置するシステムの種類を出力に応じて8種類に限定しています。出力は太陽電池の枚数によって決まります。

 

つまり、設置者は、8種類のシステムの中から、予算と屋根面積をふまえて、太陽光パネル何枚のタイプにするかを選ぶわけです。ここが一般的な家庭用太陽光発電システムの設置の仕方と違うところです。

 

一般的には、販売・施工会社に依頼して、システムをオーダーメイドで設計・設置してもらうのですが、楽天ソーラーはあらかじめ用意された8種類の中から選ぶことになります。

 

いわば既製品(規格品)の中からどれを購入するかを選ぶ仕組みですね。
オーダーメイドのようにベストなシステムではないが、安くてベターなシステムを選べるということです。

 

なお、現在、楽天ソーラーの公式サイトからは、8種類という記載は消えているようです。

楽天ソーラー おトク度チェック!

システムのパッケージの種類と費用をご紹介しておきましょう。楽天ソーラーの販売開始当初からあった4タイプについて見てみます。
 ※ 2013年1月以降、2.004kw、4.995kw、5.550kw、6.290kwの4タイプが追加されました。

最近、太陽光発電システムの設置容量は大きくなる傾向があります。2009年度には平均設置容量が3.8kwくらいでしたが、2013年度には約4.81kwと、ほぼ1kw程度大きいものを設置するようになっています。

 

出力

2.775(kw)

3.330(kw)

3.885(kw)

4.440(kw)

パネル枚数

15枚

18枚

21枚

24枚

パッケージ価格

950,000円

1,155,000円

1,320,000円

1,485,000円

1kwあたりの価格

342,343円

346,847円

339,769円

334,460円

  • 表中の金額は、すべて税抜価格。
  • 住宅用太陽光発電設置に対する国の補助金は2014年3月で終了しましたが、お住まいの自治体によっては独自の補助金があります。それを受ければ、さらに費用は安くなります。

 

一般的な太陽光発電システムと比べて38%OFFは本当か?

楽天ソーラーの公式サイトでは、「導入コストが平均的な価格の38%OFF」とされています。ここで楽天ソーラーが比較しているのは、2011年の平均システム価格(既設設置)と楽天ソーラーの4.44kwパッケージの1kwあたりの価格です。

平均システム価格は、太陽光発電システム1kwあたりの価格。既築設置と新築設置があります。太陽光発電普及拡大センターが公表しています。

 

楽天ソーラーのパッケージ価格(4.440kwタイプ1kwあたり)と平均システム価格の比較

楽天ソーラー

(1kwあたり)

平均システム価格

(2011年度)

差額

どれくらい安いか

334,460円

543,000円

208,540円

38%

 

このように、確かに平均システム価格と比べて38%OFFです。楽天ソーラーの販売開始は2012年7月でしたから、そのときに前年度の平均システム価格と比較するのは妥当でしょう。しかし、2014年度においても、2011年度の平均システム価格と比較して38%OFFとしているのは、いかがなものでしょうか。

 

太陽光発電普及拡大センターのデータでは、2014年1-3月の住宅用太陽光発電の平均システム価格(既築設置)は、41万4千円となっています。2011年度の平均システム価格が54万3千円でしたから、12万9千円下がっているのですね。約24%低下しています。

 

直近の平均システム価格(既築設置)と楽天ソーラーのパッケージ価格を比べてみます。

 

楽天ソーラーのパッケージ価格(4.440kwタイプ1kWあたり)と平均システム価格の比較

楽天ソーラー

(1kwあたり)

平均システム価格

(2014年1-3月)

差額

どれくらい安いか

334,460円

414,000円

144,540円

19%

 

このように現状は、38%OFFでなく、19%OFFです。
とはいえ、一般的な太陽光発電システムと比べて、楽天ソーラーは、やはり2割程度安いことになります。

 

初期投資費用をできるだけ安く抑えたい、投資回収を早めたい(早く元を取りたい)という場合には、おトクと言えるでしょう。

 

なお、現在の楽天ソーラー公式サイトには、パッケージ価格は公表されていません。具体的なシステムと価格は、現地調査をして見積もりを出してもらわないと分からないということになっています。

 

しかし、4.44kwパッケージが、2011年度の平均システム価格と比べて38%OFFと記されているので、価格は以前と同じであろうと思われます。

 

パッケージ化のメリット・デメリット

楽天ソーラーの「パッケージ化」は、価格を下げるという点ではメリットと言えるのですが、それぞれのお宅の屋根に適応した最大発電量を確保するという点ではデメリットになってしまう場合があるので注意が必要です。

 

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(2015年4月10日更新)

現在(2015年4月)楽天ソーラーは、「一括見積もりサービス」に移行しています。当初のような格安太陽光発電システムを提供するものではなくなっています。

 

楽天の一括見積もりを利用するメリットは、太陽光発電システム導入時に楽天ポイントが付くこと。購入金額の1%分(上限5万ポイント)です。なお、当初あった雨の日や曇りの日にポイントが付くサービスは終了しているようです。

 

提携業者は、信頼できる優良企業に厳選しているとされ、現在7社です。大手をはじめ全国展開している業者です。

 

 

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